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良くなったと思ったのに、また腰が痛くなる
腰痛で悩んでいる方の中には、一度は楽になったのに、また同じように痛くなる方がいます。
湿布や薬で少し落ち着いた。
マッサージを受けたら楽になった。
整体に行った直後は軽くなった。
体操をしたら一時的に良くなった。
それなのに、しばらくするとまた痛みが戻ってくる。
そんな経験はありませんか?
腰痛をくり返すと、
「またか…」
「もうずっと付き合うしかないのかな」
と不安になりますよね。
ですが、腰痛がくり返すのには理由があります。
多くの場合、痛みが戻る人には共通する特徴があります。
特徴① 痛みが取れたら終わりにしている
腰痛がつらいとき、まず痛みを楽にしたいと思うのは当然です。
痛みが強いと、仕事も家事も外出もつらくなります。
ですから、痛みをやわらげることはとても大切です。
ただし、痛みが軽くなった時点で終わってしまうと、腰痛はまた戻りやすくなります。
なぜなら、痛みを出していた原因がそのまま残っていることがあるからです。
たとえば、
立ち方が変わっていない。
座り方が変わっていない。
歩き方が変わっていない。
腰に負担をかける動き方が残っている。
この状態では、日常生活の中でまた腰に負担が積み重なります。
つまり、痛みが取れたことと、腰痛がくり返しにくい体になったことは、同じではありません。
特徴② 腰だけをケアしている
腰が痛いと、腰を揉んだり、腰を伸ばしたりしたくなります。
もちろん、腰まわりの筋肉が強く緊張している場合は、腰をゆるめることで楽になることもあります。
ですが、腰痛をくり返す方は、腰だけに原因があるとは限りません。
たとえば、
股関節がうまく動いていない。
お尻の筋肉が使えていない。
背中が硬くなっている。
足首や膝の動きが悪い。
お腹まわりで体を支えられていない。
こうした問題があると、腰だけをケアしても、また腰に負担が戻りやすくなります。
腰は痛みを感じている場所であって、必ずしも原因のすべてではありません。
腰が「頑張らされている場所」になっていることもあります。
特徴③ 動きのクセが変わっていない
腰痛をくり返す人に多いのが、無意識の動きのクセです。
たとえば、
立ち上がるときに腰だけで起きる。
物を拾うときに股関節を使わず腰を丸める。
長く立つと腰を反らせて支える。
歩くときにお尻の筋肉が使えていない。
座ると骨盤が後ろに倒れる。
こうした動きは、本人にとってはいつもの動きです。
自分では普通に動いているつもりなので、クセだと気づきにくいものです。
ですが、その動きが毎日くり返されることで、腰に少しずつ負担がたまっていきます。
一度痛みが落ち着いても、動きのクセが変わっていなければ、また同じ場所に負担が戻ります。
特徴④ 筋肉バランスが崩れたままになっている
腰痛をくり返す方は、筋肉バランスが崩れていることも多いです。
ここでいう筋肉バランスとは、単に筋力がある・ないという話ではありません。
使いすぎて硬くなっている筋肉。
本来使いたいのに使えていない筋肉。
左右差が大きくなっている部分。
腰ばかりが頑張っている状態。
こうしたバランスの乱れです。
たとえば、腰や太ももの前側ばかりが頑張っていて、お尻やお腹まわりの筋肉が使えていない方がいます。
この状態では、腰がいつも支え役になってしまいます。
すると、少し無理をしただけでも腰に負担が集まり、また痛みが出やすくなります。
腰痛をくり返さないためには、硬いところをゆるめるだけでなく、使えていない筋肉を使えるようにすることが大切です。
特徴⑤ 良くなったら自己流に戻ってしまう
腰痛が強いときは、姿勢や動きに気をつける方が多いです。
でも、少し楽になると、いつもの生活に戻ってしまうことがあります。
長時間同じ姿勢で座る。
急に重い物を持つ。
疲れてくると姿勢が崩れる。
痛くないからと無理をする。
教わった運動をやめてしまう。
これも腰痛がくり返す大きな理由です。
痛みがあるときだけ気をつけるのではなく、痛みが落ち着いたあとも、体の使い方を整えていくことが大切です。
腰痛は、痛いときだけの問題ではありません。
普段の積み重ねで起こることが多いのです。
特徴⑥ 「年齢のせい」とあきらめている
腰痛をくり返す方の中には、「もう年齢だから仕方ない」と思っている方もいます。
たしかに、年齢とともに筋力や柔軟性が落ちやすくなることはあります。
ですが、年齢だけが腰痛の原因ではありません。
同じ年代でも、腰痛をくり返す人もいれば、元気に歩ける人もいます。
その違いの一つが、体の使い方です。
年齢を理由にあきらめてしまうと、動く量が減り、筋力も落ち、さらに腰痛をくり返しやすくなります。
大切なのは、年齢のせいにすることではなく、今の体で何を変えられるかを見ることです。
腰痛をくり返す本当の理由
腰痛をくり返す人の特徴をまとめると、痛みが取れたら終わりにしている。
腰だけをケアしている。
動きのクセが変わっていない。
筋肉バランスが崩れたままになっている。
良くなったら自己流に戻ってしまう。
年齢のせいとあきらめている。
こうした共通点があります。
そして、これらに共通しているのは、腰に負担が戻る体の使い方が残っていることです。
つまり、腰痛をくり返す本当の理由は、痛みが消えても、体の使い方が変わっていないことにあります。
ねこひげ整体院の考え方
ねこひげ整体院では、腰痛に対して、痛い場所だけを見るのではなく、体全体の使い方を見ていきます。
なぜ腰に負担がかかっているのか。
どこが動けていないのか。
どの筋肉が使えていないのか。
日常生活でどんなクセがあるのか。
そこを確認しながら、その場しのぎで終わらせない体づくりを目指します。
当院では、
① ゆるめる
② 動かす
③ きたえる
④ 教える
この4ステップを大切にしています。
① ゆるめる
まずは、緊張している筋肉をやさしくゆるめます。
腰痛をくり返す方は、腰だけでなく、お尻・太もも・背中などにも緊張が出ていることがあります。
この緊張が強いままだと、体はうまく動けません。
まずは余分な力みを減らし、動ける土台を作ります。
② 動かす
次に、本来動くべき場所を動かしていきます。
慢性腰痛では、股関節・背中・骨盤まわりの動きが大切です。
これらが動かないと、腰が代わりに頑張りすぎてしまいます。
腰に負担を集めないために、体全体の動きを取り戻していきます。
③ きたえる
動けるようになってきたら、使えていない筋肉を働かせていきます。
ここでいう「きたえる」は、
きつい筋トレをするという意味ではありません。
本来使いたい筋肉を、もう一度使えるようにすることです。
特に、
お腹まわり。
お尻。
股関節まわり。
姿勢を支える筋肉。
これらが使えるようになると、腰だけに頼らない動きがしやすくなります。
④ 教える
最後に、日常生活での体の使い方をお伝えします。
腰痛は、普段の動きの中で戻りやすい症状です。
立ち方。
歩き方。
座り方。
立ち上がり方。
物の持ち方。
こうした動きが変わることで、腰にかかる負担も変わります。
体を整えるだけでなく、使い方まで変えていくことが、腰痛をくり返しにくい体づくりにつながります。
痛みが戻るのは、理由があります
腰痛が何度も戻ると、「自分の腰はもうダメなのかな」と思ってしまうかもしれません。
ですが、腰痛が戻るのには理由があります。
そして理由があるということは、見直せるポイントもあるということです。
痛みをただ我慢するのではなく、なぜ腰に負担が戻るのかを見ること。
そこから、体は変わり始めます。
腰痛をくり返したくない方へ
もしあなたが、何度も腰痛をくり返している。
その場では楽になるけど戻ってしまう。
腰だけケアしても変わらない。
年齢のせいだとあきらめかけている。
本気で腰痛を改善したい。
そう感じているなら、一度、体の使い方から見直してみませんか?
腰痛をくり返さないために大切なのは、痛みをやわらげるだけではありません。
動きのクセを見直し、筋肉バランスを整え、正しく動ける体を取り戻すこと。
それが、その場しのぎで終わらせないための大切な一歩です。
