夏になると、
「朝起きると腰が重い」
「夏になってから、起き上がるときに腰がつらい」
「冷房をつけて寝ると、朝に身体がこわばる」
「朝は痛いけれど、動くと少し楽になる」
という方がいます。
朝の腰痛というと、寝方やマットレスが原因と思われがちです。
もちろん寝具や寝姿勢が関係することもありますが、夏はそれに加えて、
冷房・寝苦しさ・活動量の低下・日中の疲れ
などが重なり、朝に身体が動きにくくなることがあります。
朝の腰痛そのものについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
目次
夏の朝に腰がつらくなりやすい3つの理由
① 冷房で身体が冷えすぎている
夏の睡眠に冷房は欠かせません。
暑いのを我慢して冷房を消す必要はありません。
ただし、
・風が身体へ直接当たり続けている
・設定温度が低すぎる
・薄着のまま長時間寝ている
・夜中に掛け物をはいでしまう
といった状態では、朝に腰まわりやお尻がこわばったように感じることがあります。
特に、
「冷房を強くした翌朝だけ腰が重い」
という方は、冷房の使い方を一度見直してみましょう。
冷房を消すのではなく、風向きを身体から外したり、薄い掛け物を使ったりするなど、冷やしすぎない工夫がポイントです。
② 寝苦しさで同じ姿勢が続いている
寝ている間、身体は寝返りをしながら姿勢を変えています。
ところが夏は、暑さや寝苦しさで睡眠が乱れたり、疲れが強かったりして、いつもより身体が動きにくく感じることがあります。
長く同じ姿勢で寝たあとに、
「腰が伸びにくい」
「股関節やお尻が固まっている感じがする」
という方もいます。
その状態から急に身体を起こすと、腰だけで動こうとして負担が集中しやすくなります。
③ 夏は日中の活動量が落ちやすい
暑い時期は、
「外へ出る時間が減った」
「ウォーキングを休んでいる」
「冷房の部屋で座っている時間が増えた」
という方も多いのではないでしょうか。
身体を動かす機会が少なくなると、股関節や背中などを動かす時間も減ります。
また、
・長時間の車の運転
・冷房の効いた部屋で座りっぱなし
・暑さによる疲れで姿勢が崩れる
といったことが重なることもあります。
つまり、夏の朝の腰痛は夜だけの問題ではなく、前日の過ごし方から続いていることもあるのです。
朝の腰痛を悪化させないためにできること
夏の朝に腰がつらい方は、まず次のようなことを試してみてください。
冷房の風を直接当てない
冷房そのものを我慢する必要はありません。
風向きを調整し、身体へ直接風が当たり続けないようにしましょう。
腰やお腹まわりが冷えやすい方は、薄い掛け物を使うのも一つの方法です。
起きる前に少し身体を動かす
目が覚めたら、すぐに勢いよく起き上がらず、
・足首をゆっくり動かす
・膝を軽く曲げ伸ばしする
・深呼吸をする
など、小さな動きから始めます。
その後、一度横向きになり、腕で身体を支えながら起きると、腰だけに力を集中させにくくなります。
起床前の具体的なセルフケアはこちらで紹介しています。
日中も少し身体を動かす
暑いからといって、無理に外を歩く必要はありません。
室内でこまめに立つ、軽く歩く、長時間座り続けないなど、できる範囲で身体を動かしましょう。
朝だけ頑張ってケアするよりも、前日のうちから身体を固めすぎないことも大切です。
マットレスだけが原因とは限りません
夏に朝の腰痛が悪化すると、
「マットレスを替えた方がいいのかな?」
と考える方もいると思います。
寝具が身体に合っていることはもちろん大切です。
ただ、
・股関節が動きにくい
・腰ばかりを使って起き上がる
・日中ほとんど身体を動かしていない
・腰へ負担が集中する姿勢が続いている
といった状態があれば、寝具だけを変えても朝の腰痛が変わらないことがあります。
寝具だけでなく、自分の身体がどう動いているかを見ることも大切です。
まとめ|夏の朝腰痛は「冷房だけ」の問題ではありません
夏に朝の腰痛が気になる場合、
冷房による冷え、寝ている間の身体のこわばり、日中の活動量や身体の使い方
などが重なっていることがあります。
冷房を使わないようにするのではなく、冷やしすぎない環境をつくる。
朝はいきなり動かず、少し身体を動かしてから起きる。
そして、日中もできる範囲で身体を動かす。
こうした小さな工夫から始めてみてください。
それでも朝の腰痛を何度もくり返す場合は、夏だけの問題として考えず、股関節や背中の動き、筋肉バランス、日常の身体の使い方まで見直してみることが大切です。

